テレビの、世界の、窓

放送局勤務→退職。中国で働いています。ここで感じたことを忘れたくないという気持ちで備忘録として書いています。テレビのこと、メディアのこと、将来のこと。色々♡^ ^

中国語 語学学校の選び方

 大学時代、英語はもちろん、第二外国語の講義も鬼のようなレッスンでした。

遅刻者とかありえないのでドアに鍵がかけられる。

1度でも休むとついていけないor単位がもらえない。

 

 

私は、

2年間フランス語。

2年間韓国語を専攻していました。

そして、Wメジャーとして言語教育(人が言葉を覚える過程)を学んでいました。

実は幼児英語教師の免許も持っています。

 

 

そんな訳で、過去の知識を元に独自メソッドで独学で中国語をマスターしようと思ったのですが、

やはり発音が難しく語学学校に行くことにしました。

 

 

選ぶ時の基準は、3つありました。

 

★①全部中国語で質問を投げかけてきてくれるか★

★②綺麗な北京語が話せるか。日本語検定1級を持っているか★

★③③中国語=漢字という特質の上でのカリキュラムか★

 

 

 

まずは、

全部中国語で質問を投げかけてきてくれるか。

 

 もちろん、文法等日本語で説明をしてもらう必要があるので日本語が話せることは必須。でも「授業を基本中国語で進めてくれるか。分からない顔をした時は、言い換えて決して安易に日本語を使わないか」が非常に鍵になります。

例えば、自分が知らない単語が並ぶ言葉で質問をされます。

 

先生「あなたの家はどこですか?」(中国語)

 

私「・・・?」

 

悪い先生=すぐ訳して、黒板に文字を書く。

 

良い先生=「あなたは今日どこから来ましたか? 会社?家?」(中国語)

 

私「あ、会社って単語は知っている!ってことはもう一つは家って意味かな?」

 

家という単語をオウム返しする=この時私の脳はこれが本当に家なのかは確信をもっていない。

 

先生「家!」(中国語)

  「〜駅、それとも〜大学駅、それとも〜駅の近く?」(中国語)

 

私「あ、地名だ!=あ、家の場所を聞いているんだな」

 

家の近くの駅名を言う。

 

先生:もう一度一番初めの質問に戻る。

「あなたの家はどこですか?」

 

私「あ〜、あなたの家はどこですかって聞いているんだな!」と初めて分かる。

 

でもここまで一切日本語は使っていません。

 

こうやって

 

「想像すること」

「ほかの言葉で言い換えること」

 

で言語取得のスピードはぐんぐん早まると私は考えています。

 

 

 言語は赤ちゃんが言葉を覚えるのと同じでもありますが、

大人だからこそ、いわゆる「空気が読める」というのでしょうか?

 

「〜って言いたいのかな?」と想像する力と組み合わせて学んでいくべき

 

だと考えています。

 

 自分で一旦、考えるというプロセスを踏むと、「経験」となり脳は簡単に忘れません。

 

そして、「分からないからこそ考える」ことに集中し、

 

「聞く耳」ができます。

言語は聞けば聞くほど、

浴槽に水が溜まるように言葉のストックが出来上がり、溢れだす

ーたくさん言葉を話せるようになる時期ー が必ず来ます。

 

 

このストックの時期が実に辛いのですが、どれだけストックできるかが鍵となります。

これが「たくさん聞く」ことが言語取得の近道だと言われている所以です。

 

 

ただ、闇雲に聞いても(睡眠時に聞く等)あまり効果がないのは「考えること」をしていないからだとお分かりになると思います。

 

 

 ②きれいな北京語が話せるか。

日本語検定1級を持っているか。

 

 上海には上海語という方言があります。

私はとにかく標準語を話せるようになりたいので、きれいなプートンファを話す先生を求めました。

 

誰から教えてもらうかというのが非常に大切なのです。

知らない言語だからこそ訛っているとわかりにくいため、初期学習の段階においては、個人で安く教えてくれるところには注意が必要だと思っています。

 

日本語検定については、

英語以外の外国語を一度完全に取得している人というのは、

語学学習方法を違う言語に応用するだけなので言語取得が簡単だと言われています。

個人的な見解ですが、ネイティブからみて日本語をきちんと話せる人=語学のプロであると考えています。

日本語能力云々というよりも、私は「言語取得の方法」、先生からコツ等を聞きたいという思いもあって、選ぶ基準となりました。

 

 

③中国語=漢字という特質の上でのカリキュラムか

 

これが鬼門です。

私はこれが目からウロコでした。

 

 通常、テキストを見て、音読して、というパターンが多いと思います。

 

ここに中国と日本語の共通点、漢字があるからこそ陥ってしまうスパイラルがあるのです!!!

 

私もですが、同じ漢字文化をもつ国のため簡体字ではあるもののなんとなく言いたいことは文字を見るとわかるのです。

そうなると、

 

初めからテキストに専念すると

文字情報に頼ってしまい、前述の「想像する」というプロセスがありません。

 

だからこそ、「読めるけど話せない」というパターンになります。

 

(これはもしかしたら、漢字文化だけではなく「まずテキストを読む」という日本の教育カリキュラムによって英語も「見れば分かるけれど話せない」という傾向を生み出しているのかもしれませんね。)

 

 そんな訳で中国語はまず耳と徹底的な発音レッスンで話していくことが大切だそうです!

 

 

以上、中国語語学学校の私の選び方でした ^ ^