テレビの、世界の、窓

放送局勤務→退職。中国で働いています。ここで感じたことを忘れたくないという気持ちで備忘録として書いています。テレビのこと、メディアのこと、将来のこと。色々♡^ ^

中国でのビジネス

 午後、先日修理に預けた布団乾燥機を取りに行く予定で、同居人も古北に用事があるとのことで、一緒に向かう予定でした。

 

激しい腹痛・・・収まったと思えばまた波がやってくる。

昨夜食べたミートパイのような月餅が原因なのかも。

上海、初 腹痛でした。

 

 腹痛になりながら

「いや、こんなこと大したことない。私は強い子だ」と呪文をかけていたのですが、

 

限界が来て同居人に駅に着いた途端、

「ごめんなさい。今日は帰ります・・・」とトボトボ帰って来ました。

 

「こんな苦労大したことない」・・・

そう思えるのは

【ここでの苦労は、必ず実を結ぶ】と、

信じているから。

 

 日本でのサラリーウーマン時代、「辛いな〜」って思っていたのはきっと、

私自身の弱さではなくて、この苦労を乗り越えたら目指している自分に近づけるはずと思えなかったから。

 

苦労の先になりたい自分の姿がなかったんです。

 

 だから今は、正直「日本に帰りたいな〜」なんて思ったりはしますが、 私は、広い視野をもって固定観念に縛られずにフラットな視線で物事を伝えられる記者になりたいです。中国というお互いに好意的ではないこの国で生活して色々感じたいと思っています。

 

だって、日本とほとんど同じ文化で同じようにお箸を使って漢字を使って・・・ 日本の大体のものは遣唐使によって伝わって、日本人の「もっと良くしよう」という知恵が今の技術力や清潔さを生み出しているだけ。

この二つの国があるからいろんな優れたものが出てきたのだと思うのです。

 

どっちが欠けてもいけないんだな、きっと。 みんな違ってみんな良い。

 

だから、その違いをビジネスで繋いでみたいな〜日本に帰ったら商社にも転職したいな〜とも思ったりもします。

でも自分で事業を起こして、起業もしてみたい。

 

とりあえず上海では記事を書く仕事、そして何かしら起業して収益をつくる!道を模索しながらも、今はそれが目標。

 

 

  あ〜。 布団乾燥機取りに行きたかったな。 この国の人は修理が上手!!

変圧器を通さずにコンセントを差してしまったものも「ナオッタヨー」と電話くれました。 修理代金は150元。 日本円にして3000円。

 

中国にしては高いけどまぁこれくらいの損害でなんとかなったからいいかな。

失敗は勉強!

 

この国の人が修理上手なのは「壊れることに慣れているから」とのことです。

なんでもすぐ壊れてしまうから、直す技術があるそうです。

だったら初めから壊れないものを作れば良いのに・・・とも思うのですが。笑

 

技術指導している同居人いわく、

「何でもすぐに答えを求める国民性」らしいです。

 

「早く完成させたい」「早く売りたい」だから良い先生というのは、「早く答えを教えてくれる人」だそうです。

 

技術革新がおこらないのも「早く!」という気持ちが強いからじっくり物事を考えて良くしようというタイプではないのかもしれませんね。

 

 

 

 で、夕方は同居人の知り合いの実業家の中国人社長が家にいらしてくれました。 日本にもう帰化していますが、仕事で東京—上海を行き来しているそうです。

すごく温和でクレバーで優しくて。

でもすごくやり手の経営者だとオーラでわかりました。でも本物のそういう方ってひけらかさないんです。

能ある鷹は爪を隠す。

 

「中国でビジネスをするのは日本人にとっては本当に大変。上海はずる賢い人が多いから気をつけたほうが良いよ。こちらもずる賢くならなきゃだめ。日本みたいに優しい国で育ったら世界では戦えないよ。でもそれは日本の良さだから。だから悪い事をする必要はないけれど、悪い事に騙されないように自分自信がずる賢くならなきゃだめ」と教えてもらいました。

 

  世界で日本人が戦うということ。 多くの外国人が日本人をある意味なめている。

だから、そういった日本企業を守るために商社っていうのがあるのかもしれないですね。

 

(私、商社に内定するために志望理由を探しているみたいだ 笑 良くない!)

 

 やっぱり、私は人の話を聞くのが大好き。 それをしている時が一番楽しいな。

明日から初出勤。どんなことが待ち受けているかわからないけれど、

 

「世界で活躍している人から話を聞いて、書いて、お金が頂けるなんてどんなに幸せなことなのだろう!!!」と今は思っています。

 

めげそうになった時、お金のことが頭をよぎった時、友人の言葉を思い出します。

 

「誰もが経験できることではないのだから!!いいじゃん!超楽しそうじゃん!」と。

 

 ここでの経験はきっとお金にならない価値があるー。

いや、あんなに良いお金をもらっていた会社を辞めたのだから・・・そうしたい!と強く思っています。