好きなことが分からない
就職活動での自己分析。
「自分がやっていてワクワクすることは何?」
「楽しくて仕方がないことって何?」
それを突き詰めてみましょう!!
とキャリアセミナーで言われたことを思い出しました。
その時は「ダンスが好きです!」とか部活のこと等を言っていた気がするけれど
私がここ数ヶ月で気付いたことは
何が好きか分からないってこと。
でも、この1週間でなんとなくぼんやりと「あ、私これが好きだな」と思うことが見えてきた気がします。
大事なことは、
「自分は何が好きか分かっていない」
ということに気付くこと。
私は、ずっと「〜が好き」、「〜したい」と何が好きか分かっているつもりでした。
だからいつもいつも将来のことばかり話していたんです。
MBA取りたい、あの会社に入りたい・・・等。
でも、何で?と聞かれると
「かっこいいから」という答えしか出てこない。
「かっこいい」でもいいんです。
私はその思いがあったから、受験勉強や部活や就職活動等頑張れました。
「かっこいい、手に入れたい」という思いは原動力になるんですね。
だけど、振り返るとそういうものって
「手に入ったら満足」
で、それをしている時が
「楽しくて楽しくて仕方ない!!」
とは私の場合、なりませんでした。
だからまた次の「かっこいい」と思うものを求めてまた何か目標を決めて頑張ってきました。
「あなたは何かを乗り越えることが好きなんだね。ハードルが高ければ高いほど燃えて、また新しいハードルを乗り越えることに喜びを感じるんだね」と言われたことがあります。
そうかもしれないなって思いました。
頑張ることが好き、手に入らないものを追うことが好きなんだ、と。
でもね、
もしかしたら違うのかもしれないなって思っているんです。
「私はまだ何が好きか分からないからこそ、それを知りたくて頑張ってみようと挑戦している」のではないかな、と。
どうしても大手志向だったり、ブランド志向だったり、学歴主義の塊である私は、
「かっこいい」と思うものも周囲から「かっこいいと思われるもの」であろうものを選択してきた気がします。
でもそれも間違いじゃないと思っています。
今見えてきている「本当に好きなこと」が分かるためには必要だったし、
「かっこいい」と漠然と思っていたことは好きなこととそんなに離れていません。
ただ、ちょっとだけ、ほんの少し近いところにいるけれどズレていました。
自分と向き合ったこの1年。
まずは「何が好きか分からない自分に気付くこと」が大きな一歩でした。
そしてこれだけは言えること。
人は「本当に嫌なこと・苦手なことに直面すると体がSOSを出してくれる」ということです。
その声は、とても大切にしてほしいと思います。
何が好きか分からなくても、そこにいられるのならばそれは嫌いではないということ。
でも本当に嫌いで嫌だと思うのなら、逃げたっていいんです。
この頑張りの先になにも光が見えない時はどうぞ逃げてね!