テレビ局を辞めた理由(2)
就活時から一切の関心がなかったのが「メーカー」。
(消費財だけは受けていたような)
転職を考えた時も、一切魅かれなかったのがメーカー。
上海で暮らすようになって、日本メーカーの素晴らしさを日々実感し、
日本人で良かったなぁ、日本って素晴らしいなぁと有難みを感じています。
なんでこんなに(職業の選択肢)として、
メーカーに惹かれないのだろうかと考えていたのですが、
「人間の生活でそんなに多くのモノは必要ない」と思っているからだとわかりました。
選択肢が多いことは幸福度を高めるし、
日本という豊かな国で、高品質なものに囲まれて生まれたからこそ、の考えだと思います。
私は「長く使う」ことに重きを置いて幸せを感じる家庭に育ちました。
長く大切に使いモノを大事にすることで得られる満足感を味わってきました。
(着物、家具、家電等)
あ、でも家電に関しては、
パン焼き機とかジューサーとか、家電を通じて手作りが出来て家族のコミュニケーションができるものに関しては我が家は弱くすぐ買ってしまいます❤️
①長く使って愛着が持てるモノ、
②モノ以上の価値を提供してくれるモノ、
が大好きです。
だからメーカーって素晴らしくてこれからも日本のメーカーはそのままで残ってほしいし、海外にどんどん広めてほしいなぁと思います⭐️
けれど私が魅力を感じなかったのは
「売らなきゃいけないこと」です。
広告を通じて、
「モノをたくさん持つことが豊か」だと植えつけていかなきゃいけないこと。
大ヒット商品をまた売れるようにして
どんどん買ってもらうようにしなければならないこと。
そんなことを考えていたら、
だからテレビ局を辞めたのだとわかりました。
テレビ局は大好きだけれど、
テレビ局の営業の仕事を好きにはなれませんでした。
自分が本当に良いと思わないものも、
あたかも素晴らしいもののように見せて
テレビという強力な効果で人に植えつけていくこと。
もちろん、私が「良いと思わないモノ」だけであって
誰かにとっては「素晴らしいモノ」になるのかもしれません。
その「出会いのツール」になっていることは素晴らしいと思います。
けれど、それは私にとってやりたい仕事ではありませんでした。
世の中は
「好き」か「嫌い」か、それこそが真理なのかもしれません。
だって大抵、成り立っている仕事は誰かのためになっていてお給料がいただけているのですもの。
全ての仕事は素晴らしい。
ただ自分が「好きな仕事」か。(もしくは割り切れる仕事か)
だと思います。
私は割り切れなくて、心が風邪をひいてしまうくらい(笑)好きにはなれない仕事だったので辞めてしまいましたが ^ ^
それが私が働いて分かった
「価値観」でした。