売りたいものと売れるものは違うかもしれない
※今回も大したこと書いていない「独り言」です。※
私が縁あって一緒に住ませてもらっている人はデザイナー兼パタンナーでファッション業界で働くおばあちゃまです。
本当に素敵なものをつくります。
個人で事業をやっていましたが今は出資を受けて技術者としていらっしゃるとのこと。
今回あるギャラリーに出展するとのことで、
リビングで見ていたら
POPやチラシとか手作りでやっていらっしゃるから、
いつも美味しいご飯作ってくれるので・・・(他人なのにね 笑)
Macでデザインして作ってみたら大喜びしてくれました。
売れたら、お礼に
http://shanghai-zine.com/shops/523
連れて行ってくれるそうです❤️
「人には得意、不得意があって嫌いなことと好きなことがある。だから組織があるんだ」と思いました。
技術者は経営者にはなれない、とよくおばさまは言います。
「技術者だと、自分がどれくらいの価格でできるか最低価格が分かるし
自分である程度出来てしまうから、儲けようという気持ちが経営者より少ない。
技術者は自分たちで自分自身の価値を下げてしまう」と言っていました。
そして今日経営に悩むおばさまが話していたこと。
おばさま:「私はデザイナーだから作りたいものがある。好きなテイストがある。そこだけと仕事をしていきたい」
私:「でも売りたいものと売れるものは違う。
自分が売れると思っても売れないことだってある。
やりたいことをやるためにはお金が必要で、売れるものをつくっていく必要もある」
おばさま:「だけど、私の60歳代の感性でヤング向けのデザインを描けと言われても
私にだって出来ることと出来ないことがある。それを、売れるものをつくるためにやれ、と言われても限界がある」
私:「じゃあ道は、⑴作りたいものを作って利益を上げられるパートナーを営業が必死に探してくる。⑵若い感性をもったアシスタントを入れるしかない、ですよね」
と話して納得していました。
この⑴の、探して結びつけるのって本当に大変なんだろうなって思うけれど。
やっぱり、人には得意なことと不得意なことがあって、それを補い合うからビジネスが生まれて利益が出て経済がまわるんだな〜と今更ながら思いました。
私はずっと手に職がある技術者がうらやましいと思っていたけれど、
こんな風に営業や広告作りとかもしていた経験もちゃんと「脳に職」として成り立っているんだなと思いました。